かっこうのなおしかた
赫昂(かっこう)
狂騒状態に陥った竜を指す言葉。目が血走り、出血により体が赤く変色しているように見えることからこのように呼ばれる。「赫昂が出た」「赫昂がやってくる」というような言い回しで使われる。
あらすじ
──それは、荒ぶる竜の病理。
赫昂【かっこう】──それは東國において、狂騒状態に陥った竜を指す言葉。
この世界には竜が棲んでいる。舞台は極東・東國。竜性疾患の専門医である嘴馬遼士郎《はしまりょうしろう》の元に、旧友であり、滅龍技師と呼ばれる剣客──沖田蒼司《おきたそうし》が訪れる。
「…龍災害が起きた。僕と一緒に、来てほしい」
二人の再会は世界の運命を切り開く。この世界を覆う謎────竜は何故荒ぶるのか? 竜は何故赫昂へ陥るのか? 世界の病理を、解き明かせ。
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